Sourceboostの場合、romという組み込みの修飾子があって、これを使うと初期値ありのデータを内臓フラッシュに配置することができます(ここで配列として定義しようとすると.dataへコピーしようとするようでエラーとなるので注意!!)。
rom unsigned char *ymz294_data =
{
25, 193,
5, 65,
0, 192,
64, 190,
128, 183,
...
プログラム領域は3Kワードほど余っているので今作っているようなお遊びの曲は入るさ、と思っていました。ところが、コンパイラの制限だと思うのですが、rom識別子で配置可能なデータサイズの上限が256バイトに制約されていることがわかりました。
最低でもノート、ベロシティ、デルタなどの情報が音符ごとに二つ(ノートオン・ノートオフ)必要なので、お遊びの曲でも256バイトでは入りきりません。
ソースブーストコンパイラのrom識別子というのは大したことをやっていなくて、配列の各要素に対してリターン命令を生成しておいて、読み出し時には指定インデックスに対応するリターン命令へジャンプするという単純なものですが、どうもその際に256要素以上を扱えないようです。
RETLW 0x19 /* ymz294_data[0] */
RETLW 0xc1 /* ymz294_data[1] */
RETLW 0x5 /* ymz294_data[2] */
RETLW 0x41 /* ymz294_data[3] */
要は、それと同じことを256要素以上まで手動でコード生成するなりすれば良い訳で、充分にソフトで対応できる話ですが、割り付け位置の計算などが面倒そうだったので、今回はEEPROMを増設して対応することにしました。品種はat24c256というAtmelのi2c接続のEEPROMを使用しました。
前回、RTCとの接続も経験済みでしたので一発完動といいたいところですが、「入力のみのRA3ピンを間違ってSDAに割り当ててしまう」という初歩的かつケアレスなミスをやらかしてしまいました。それを除くと割と簡単にPICと接続することが出来ました。
備忘録: RA2/RA4 を SDL/SDAに接続。SDL/SDAはともに2KΩでプルアップ。
0 件のコメント:
コメントを投稿