2008/07/12

「新聞メディア価値調査」という調査の母集団が微妙

日経新聞のプレスリリースによると、昨今、「新聞メディア価値調査」なるものが行われたそうです。それによると(以下引用)、
「大人になったら新聞を読むべき」と答えた未成年者は94.0%に達し、「大人になったら新聞を読んでいたい」も93.4%と、新聞は読むべきメディ アであると客観的に考えているだけでなく、自分自身も読みたいと考えています。
(中略)
「世の中で何が起こっているかを知ることができるメディア」としては新聞(77.6%)、テレビ(76.2%)、インターネット(52.4%)と新聞が最も高く評価されており
要するに、

「鏡よ鏡、世の中で一番素晴らしいメディアはなーに?」
「それは新聞です奥様」
「まあ」

という回答が得られたのだそうです。

それはそれで構わないのですけど、上のページにある調査会社の元レポートによると、

■調査概要
1.グループインタビュー
調査地域:東京
調査対象/グループ: 月極めで新聞(一般紙)を定期購読しており、ほぼ毎日読んでいる人
なのだそうです(ボールドは筆者)。

まあ、かのマークトウェインも「嘘には三つの嘘がある。嘘、大嘘、そして統計だ(There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics.)」と言っていますし、さもありなんとは思います。自分自身、統計をそういう風に使うこともあるので彼らを責めるつもりはありません。単に、そういうものである、というだけです。

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