2008/11/08

家庭内サーバコンソリ(サーバ統合)

今、私の自宅にはマシンが二つあります。ひとつはいわゆる自作PCで486DX2の時代に組み上げたのを皮切りにずっと自作を続けているものです。これが一台でLinux マシン。もうひとつは2002年ぐらいにshuttleから発売されたキューブベアボーンFB-51で、これは店頭で衝動買いしたものです。こちらはWindowsマシンとして運用しています。
(それ以外にもMACのSE/30とかSGI O2とかちょっと微妙なものを所有していたことがありましたが、大枠は上の二台)
前者の Linux マシンは、1991年ごろに翻訳のバイトをしていて (某社のOSのオンラインヘルプとか訳しましたよ...)、バイト先の社長さんがサンフランシスコあたりで翻訳用に何台か現地購入し、私も含めたバイト達に貸し出していたものを安く払い下げてもらったものです。
その時はフルタワーのごっついケースに入っていて、ディスクもまだMB単位、メモリも16MBとか32MBとかが一般的な時代でした。香港の電脳街で部品が安いらしいと聞いては、大学の仲間内でツアーを敢行し、部品を購入したりもしました。友達の君がY君がでかいトトロの人形を夜市で購入し、税関でその人形は何ですかと問い詰められ、苦し紛れにトラですと答えたのもいい思い出です。ソフトも同様で、ごく初期のLinuxやminixをフロッピーで回覧してもらってインストールしたりとなんとも牧歌的な時代でした。

時は流れて2008年。部品はすべて新陳代謝して置き換わっていますが、あの大きなフルタワーマシンの正当な後継者のつもりで、奥さんに白い目で見られながら、ファンの音を響かせています。
それで、このマシンは、一時期、仲間内のcvsのサーバやらMLのサーバになっていたことがあって、その流れでこれまで常時通電の家庭内サーバとして運用を続けてきました。しかし、昨今の電気代高騰および財務省設立(要は結婚したと言うことで)によって何で二台もマシンを運用しているのか説明責任を果たすようにという糾弾を浴びるようになってしまいました (まあWindowsマシンの方を止めてしまえば良いようなものですが、再起動にやたら時間がかかるので中々億劫です)。
また、構成自体も結婚と出産のばたばたで放ったらかしになっており、Pentium4 2.4GHz HT という一昔前のCPUにATA100、メモリ1GBというLinuxサーバとしては悪くないにせよ、ちょっと微妙な位置づけになっており、そろそろ入れ替えようかと考えていたのでした。
とはいうものの、予算は福祉方面(=子どものミルク代)に大幅にシフトしていて、IT予算は絞りに絞り込まれ冬の時代です。電気代など運用コストについても監査が入る状況で、どうやって財務省を説得すれば良いのか...。

と、ここで閃いたのがサーバコンソリというbuzz wordです。

企画を練って、早速、財務省に陳情に参上します。電気代がなんと半額に、といった本当のSIerだったら手が後ろに回り兼ねない宣伝文句で焚きつけつつ、「仮想化技術による省電力化を図ること」を前提に、何とかサーバの増設(CPU置換)案件の開始のお許しが出ました。

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