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2009/04/17

Target 3001!を使ってみます

普段、電子工作をするときには基板の設計はEagleでやっています。

Eagleの良いところは、フリー版があって人口に膾炙していること。ライブラリが多いこと。Web上の情報が豊富なことなど色々ありますが、何といってもオートルータが付いてくることが最大の利点ではないでしょうか。

ちゃんとした人に言わせるとオートルータは引き回しが綺麗じゃないとか突っ込みどころが多々あるようですが、所詮は素人なもので、オートルータなしで一本一本配線を引きながら基板設計するというのはしんどいです(というか一本一本引く方法をあまり知らない)。オートルータ万歳。便利。

とは言うものの、やはりEagleのオートルータはあまりおつむがよろしくないようで、それはないだろ的な引き回しが散見されます。もうちょっと頑張れば100%なのに、的な。Viaあけて回るのは誰やと思ってんねん、的な。

他にもEAGLEには色々と制限があって、代表的なものにはサイズ制限や商用利用制限(これは私にはあまり関係ないですが)があります。サイズは160mm x 100mmなのでまあまあの大きさまで作れますが、やはり一定以上大きいものになると対応できません(以前作ったニキシー管時計はこの制約のせいでユニバーサル基板になったのでした)。STANDARDとかにすると一気に10万円コースになってしまうので、アマチュアでは手が出ません(10万円あればCNCフライスを買います...)。

それでEAGLEに変わるPCB CADを(オートルータつき、サイズ制限が緩く、お安くという条件で)探していたところ、以下のものを見つけました。

Target 3001!

何で2001じゃなくて3001やねんとか、Targetって言う名前でPCBCADを想像する人はあまりいないさそうで、マーケティング的にどうだろうとか色々思いつきますが :-)、Webを見ている限りではそれなりに使えそうです。お値段は一番安いバージョンので60ユーロぐらい、それで二層、最大400ピンまで行けます。基板サイズの変わりにピン数制限があるわけですが、アマチュアだとそれほど細密に充填できるわけでもないので、ピン数制限の方がリーズナブルでしょうか?

機能としては
  • 波形シミュレーション
  • 回路図エディタ
  • 基板エディタ(オートルータ)
  • 部品の3D表示
  • ケース加工シミュレーション
などに対応しているようです。波形シミュレーションとか部品3D表示、ケース加工シミュレーションなどはさておき、まずは今やっているプロジェクトでオートルータを試してみようと思います。

お試しで基板をオートルーティング中
(EAGLEからインポートしただけで部品の配置そのものはぐちゃぐちゃ)