2010/08/31

TDKのSDカード破損!そして復旧!

夏期休暇中に、EOS Kiss X3で子供や風景の写真を撮りためていたのですが、何と、4日目の撮影中に突然、
カードにアクセスできません。カードを入れなおすか、交換するか、このカメラで初期化してください。
の表示!

これはやばい、とカードを入れなおしてみてもダメ、電源を入り切りしても変化なし。

折角とった写真がパーか、と暗くなったのですが、よくよく見ると、カメラはカード自体は認識していて電気的には生きています。

希望を繋ぎつつPCのある環境で読ませてみると、確かにWindowsもカードとカードサイズは認識しています。ということは、やはりソフト的なファイルシステム破壊か、ということで、にわかにツールを探しました。

その結果、見つけたのがTestDiskというWindows用のツールです(使い方はこのあたりを)。なかなか強力そうなので早速試したいところですが、まずはバックアップということで、LinuxにSDカードリーダを認識させて、16GBをまるごと吸い上げ(1.5H程掛かりました)。

そして、やおらSDカードをTestDiskに掛けます。

起動したところ。とりあえず、16GBのSDとしてみえています。
Windowsなのになぜか/dev/sdc

手順通り、まずはAnalyzeを掛けてみますが、何も出てきません。しょうが無いのでAdvancedメニューへ。

セクタ数とかは正しい。

FAT32としてはみえていますが、ブートセクタを表示すると、、、


バックアップセクタごと、吹っ飛んだようです。FATはバックアップがオリジナルの近くにあるので、障害には弱いようです。

しょうが無いので、Rebuild BSで検索・復活を試みます。

検索中...

すると、、、


それらしいパラメータが推測できました。お祈りしながらListで中身を見ます。


ディレクトリキターーー


手繰っていくとちゃんと「100CANON」が出てきました。さらにディレクトリを下ると、、、


それらしいファイル名が!
あとはセーブすれば終わりで、ちゃんとWindowsから認識され、一部(最期の方のファイル10個程度)を除いて、すべて正しい画像が復活しました。

TestDiskは素晴らしいツールです。お勧め(まあ使わないで済むのが一番ですが)。

ちなみに、この壊れてしまったSDカードは、これです。

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