こないだ、はてなの匿名ダイアリで「頭悪い博士学生の仕事は自殺」という増田がいて盛り上がっていたみたいですが(元増田はエントリ消しちゃったみたいですが)、その論理を展開してみると
「成績悪いサラリーマンの仕事は自殺」
「得票数の悪い政治家の仕事は自殺」
「成績悪いスポーツ選手の仕事は自殺」
とかいろんなバリエーションがありえるわけですけど、それをさらに一般化すると「ピーターの法則」の系として「無能になるまで昇進した人間は、その占めているスロットを明け渡すべく自決すべし」という比較的つまらないものになって、全員軒並み死亡という、これまたつまらない結論しか、そこからは見いだせないですね。
将棋の奨励会とかプロ野球選手とかもそうですけど、そういう「モノになるか野垂れ死ぬか」みたいな世界は昔からあって、「博士」でそれだというと皆びっくりするのは、これまで博士が比較的安定した職業、もしくはそういう状況に繋がるパスだと認識されてきたからでしょうか。
むしろ、安定的だと認識されていたのは
"大学関係者"とか"先生様"なのでしょうね。博士というと、白衣きてたりマッドだったりポスドクだったりでやばそうだけど、学校の先生というと超安定っぽい印象がある。
まあ、元来「末は博士か大臣か」といってたわけで、博士と大臣が横並びだったということは、やはり能力主義的な(簒奪的な)職であることを示していたと考えるのが妥当なのでしょうね。
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