このキット「上級者向け」というだけあって、多少のコツが要りました。といっても困るほどではなく、説明書には必要な内容が記載されていて充分に良いキットだと思います。よく考えれば間違えることはありません(ただ、慌ててザクザク作ると間違えるかも)。
以下、メモ書きですがこれに従って壊しても責任は取りません。自己責任で :-)
- タップを切る穴の位置
これ、間違える人はいないとは思いますが、最初少し悩んだので一応。下記の4箇所のバカ穴にタッピングビスでネジ切りします。下の写真が「ケース」で被せるのが「フタ」。
- ハトメを打つ位置
これは間違える人がいそう、というかWeb上で「おかしい!」「スイッチが実装できない」と言っている方が散見されます。 ハトメを打つのは○で囲った三箇所です。中央左の三連穴はスイッチの穴です。三連穴にハトメ打っちゃうと(微妙にどちらにでも打てる大きさなのがまたニクい)スイッチの足は入りませんし、スイッチとGNDがハトメスルーホールで導通してしまって動かないはず。
まあ、下の基板を見て三連穴に着目してしまうと、そこにハトメ打つんだと思い込んじゃうだろうなあという気もします。
- スイッチの足の太さ
ハトメは間違えなかったのですが、今度は「スイッチの足が基板の穴に通らない」といって悩みました。後で気づくことになりますが、実はこの穴は「スイッチの足がするっと入る」意図ではなく、「先端が少し刺さった状態で、ちょうど基板とケースとスイッチとBNCコネクタが良い加減で支えられる」ように設計されています。素晴らしい!
で、taipapaは、「穴小さいんじゃん?」と思って、ピンバイスとドリル刃で少し穴を広げてしまったのですが、おかげで見事に基板が沈み込んでしまいました。オーノオ。 - 抵抗とコンデンサ
これは回路図を読めば一目瞭然ですが、一応。
51x3がR1、R2、R3。6K8がR4、R5。コンデンサは、2pFは「2」、0.0022uFは「222」と書かれているのですぐに分かります。 - スズメッキ線
何センチに切れ、とかは書いてくれません。1.5cmぐらいで間に合うはず。 - 調整時の「SET位置」
SETになるようにVRを調整、とあって、「SETってどこ?」となってしまったのですが、SETというのはメータフルスケールのことなのでした。製品持ってないのでピンと来ませんでした。
そんなこんなで、一応、上級キットも作れるようになりました。あまり至れり尽くせり過ぎるのも何なので、これくらいの方が楽しめますね。楽しい工作でした。
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